第106回日本泌尿器科学会総会
会長挨拶
時下、皆さまにおかれましては、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。 この度、2018年4月19日~22日に第106回日本泌尿器科学会総会を京都の地で開催させていただくことになりました。また、本総会と同時に第16回アジア泌尿器科学会(16th Urological Association of Asia Congress 2018)も開催いたします。前回、京都大学(大会長:吉田修京都大学名誉教授)が本総会をお世話させていただきましたのが1993年の第81回大会でしたので、四半世紀(25年)ぶりとなります。また、アジア泌尿器科学会も第1回が1990年に福岡(大会長:熊澤淨一九州大学名誉教授)で開催されて以来となりますので、これも日本での開催は28年ぶりとなりました。
今回は、日本泌尿器科学会総会とアジア泌尿器科学会との同時開催ということになりましたので、アジアにおける日本の立場、また世界におけるアジアの立場をもう一度確認してみようと考え、両学会の共通のテーマを「Discover Tomorrow of Urology :泌尿器科の未来をつかめ」とし、サブテーマを日本泌尿器科学会総会は「日本からアジアへのメッセージ」、アジア泌尿器科学会は「Message From Asia to the World」といたしました。ちなみに「Discover Tomorrow」は2020年の東京オリンピックのテーマでもあります。
この四半世紀の間、ITなどの情報科学は著しく発達し、それに伴って世界の国々が密接につながりあう、いわゆるグローバル化が進んできました。また、その一方で、地域間での格差が浮き彫りとなり、解決すべき様々な問題点も出てきております。本総会では、アジアはもとより、米国、欧州を代表する泌尿器科学会からの演者を招聘し、今後の泌尿器科領域における展望を国際的な視点から見つめ直す機会にしたいと思っております。
本総会では学術集会を3日間で行い、4日目は新専門医制度に対応した卒後教育プログラムビデオ講習会を開催する予定です。是非とも多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。